2023年 クリスマスと年越し
賑やかな街の12月は、逃げ出したくなる気持ちになる。
大学4年の時、大晦日に岩手へ一人鈍行列車で向かった。泊まったユースホステルのお母さんは、私が散歩する度に付いてくる。毎日ご飯も家族の団らんに招いてくれる。後で分かったのだが、スキーもせずに独りでいる私を、自殺しに来たのかと心配していたそうだ。よっぽど憂鬱な顔をしていたのだろう。おかみさんの優しさをちゃんと私は分かっていたかな。
でも、それを引き戻してくれるのが、義姉妹たちだ。彼女達こそ、年越し祝いなど無い幼少時代、どの国にいてもマイノリティの存在であるのに、憂鬱な顔どころか誰よりも笑い、楽しい誘いで周りを幸せにしてくれる。
2024年が、見えなかったものに気が付ける年でありますように。
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